生!アラーキー
先週の土曜日、東京都現代美術館へ行ったもうひとつの目的は、その日、アラーキーこと荒木 経惟(あらき のぶよし)氏のトークがあるというからでした。
http://www.arakinobuyoshi.com/
作風が好きというより、まあどんな人なのか直接の感覚で見てみたいと思ったのです。
開催中のマレーネ・デュマスがアラーキーの写真から絵を描いている(ブロークンホワイト)ため、今回の企画に関連してキュレーターの長谷川裕子さんとのMOT美術講座というものでした。
午後3時開催で、大勢の人が来る予想という美術館の話だったので、2時から並びました。3番目でした。
さすが、東京都というだけあって、手際が悪くて準備に手間取り3時10分前くらいから入場となりました。
アラーキーは写真や映像で見たまんまの、丸いサングラスとちょっと跳ねたヘアースタイル、Tシャツにブランドデザイナーのジャンパー、細身のパンツ、シマシマのいろんな色が入った靴下に左右違う色の靴といういでたちでした。
でも、話し方も、本人から出てくる雰囲気も映像で見たとおりで気のいい、面白そうな人だと感じました。
現在自分が進めている企画67の反撃等からの写真を見ながら、時折マレーネ・デュマスに関する話をしてというトークでした。
マレーネの作品に関しては、透明感があるねと。写真から全て描いているということに関して、だから相手の人に感情を入れなくて済むし、自分の感覚だけで書き上げているのではないかなーと。最後に、”あの人、描かれた人からは好かれないんじゃないかな~。きっと描かれた人たちはあの絵を欲しくないと思うよ”とも。”僕の写真では撮られた人は皆喜ぶんだよね~”
途中、スライド写真の説明のためにスクリーンに近づいた荒木さんがスクリーンと舞台の間に出来た隙間に転げ落ちてしまうハプニングもありました。
特注のブランドジャンパーが少し破けてしまって、怪我がなくてよかったけれど、安全確認義務違反だったのでは?と、またまた都だなーと・・・。
200人定員の講堂は殆ど埋まっていましたね。
皆さん真面目に聞いていましたよ。
アラキーが、”女の体の線は、やっぱりやった後のほうが全然綺麗だよね~、いいねー、この線が”とラブホのベッドの上の女性裸体写真を見ながらの説明にも、フムフム・・・とうなずいていたような。
最後にアラキネマという写真で構成する映像を流したのですが、さすがの本人も”これ長すぎるかね?”っていったくらい、まだ終わらないのかなーって思ってしまいました。
まあ、実物にあえて、面白かったです。
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