2007/06/19

Me and You and Everyone We Know―君とボクの虹色の世界

前から息子に薦められて、見たかった映画がありました。
ミニシアター系で、カンヌ国際映画祭やサンダンス映画祭などで数々の賞を受賞した作品だそうです。


ストーリーは映画のサイト(写真をクリックしてね)で見てください。


不思議な感じだけど、とても繊細な暖かさとちょっと面白いいろいろなことがあって楽しめました。

クリスティーンがリチャードとデパートの靴売り場であってから、彼のことが気になるクリティーンが靴売り場を訪ねて駐車場まで一緒に歩くことになった時、一度、じゃあねと別々の方向に分かれた後、再びクリスティーンがリチャードの車に乗り込んできたのです。その時とったリチャードの反応と気持ちが、私にはなぜだかすごくよく解ったのです。言葉では説明できないけど、感覚として自分と同じだとおもって、でも、こういう感覚じゃあない人には彼の言動は全く理解できないことに違いないと感じましたね。
皆さんは、こういう反応って理解できるかな??

彼女は売れないアーティストなのですが、彼女が売り込んでいる美術館のキュレーターらしき切れ者女性がいます。彼女がまたまたいいんですよ。ネタばれになっちゃうから、詳しくはかけないけど・・・・。
そして、新しい企画で採用したマーク(ロゴって言うのかな?)がまた、うけるんですよ・・・(^-^)V

アートに関した面白いシーンがありました。
若手男性アーティストのアトリエを訪ねたキュレーターの彼女と助手が、床においてある作品を見て、”ワー、すごいわね、まるで本物のようね、このハンバーガーの包み紙!さすがだわ”ってくしゃくしゃに丸めたハンバーガーの包み紙らしき紙くずのようなモダンアートを褒めました。
アーテストは”あっ、それは本物なんだよ。本物を置くことが作品だ”・・・
さらに、”アラ、このコーヒーカップは私のだわ、いつ持ってきたの?”とキュレーター。
”それは、作り物さ。作品なんだ”と。
モダンアートのクズのようにみえる(本当のクズかも?)作品をアートと理解するキュレーターやアーティストをちょっと皮肉ったのでしょうか?笑えましたね。

鑑賞ご希望の方は、当IMARTSでも80インチスクリーンで鑑賞できます。
一人前、ミニ劇場風ですよ~。キャラメル味のポップコーンはありませんが。
どうぞご連絡を・・・。



そうそう、書き忘れましたが、リチャードの息子が二人ともすごくいいんですよ!

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