横須賀美術館・・・ヤノベケンジと、トらやん・ファイァー
台風がすぐそこに来ているというのに、横須賀美術館まで行ってきました。
そこはこの4月に新しくなった美術館で観音崎にあります。海がすぐ目の前で、晴れていたらとっても気持ちいい場所なんだけど・・・。
オープン記念の企画展"生きる”展が7月16日までなので、そして14日はヤノベケンジの作品である”ジャイアント・トらやん”のトークとファイアーパフォーマンスがあるというので出かけてみたわけです。
11時から整理券を発行するというので休日ではありましたが早めに家を出ました。
悪天候なのに、まあそこそこの人出です。
生きる展は9人のコンテンポラリー作家の作品で構成されています。
感想は、ちょっと大きなテーマ付けすぎじゃあないかな~と。
でも、森美術館で今年の初めにやっていた笑い展で気になった木村太陽の作品が7-8点でていて、結構好きだなーと再確認しました。これからウォッチングしてゆきたいアーティストです。
壁をかじったり、掃除機がお尻についていたり、いがぐり頭が額に沢山詰まっていたり、その他作品全て面白いです。
その他では小林孝亘(タカノブ)がよかったです.
樹木とそこに漏れる光を描いたFOREST(国立國際美術館所有)と川の流の中の石にしゃがんでいる男性を描いたRIVERがいいかな~。透き通ったような感じの絵ですが、なにか気を出しているような不思議な力を感じました。
さて、トらやんファイヤーですが、ヤノベケンジがシリーズとして出しているキャラクターで、写真の黄色いシェルター服を着ている腹話術人形がトらやんです。子供を放射能から守るというテーマで作り出されています。
もともとは、ヤノベのお父さんがやっている腹話術の人形が元だと、今日のトークで話しがありました。
そして、下の写真が巨大トらやんで、見上げるばかりに大きな作品です。写真の右下に人が立っているのが見えるでしょう?
大きさがわかると思います。
ヤノベケンジさんのトークが始まり、作者からのトらやんに関する話の後、巨大トらやんが子供の声に反応して歌を歌ったり動き出したりのパフォーマンスを見せてくれました。
さらにジャイアントトらやんは、やはり放射能に関して警告を出すというものなので、小さな黄色いトらやんにウラン鋼石を近づけ、胸の前についているガイガーカウンターの目盛りが100になるとブー!ブー!と大きな音で警告をだします。
そして、圧巻はみんなの声に反応して、口の部分に仕込まれた火炎放射器から火を噴くというパフォーマンスです。
ヤノベさんの”僕らの上に!”という声に続いて皆で”太陽を!!”と掛け合いで声を張り上げて、何回も続けるとジャイアントトらやんが反応して、口の火炎放射器から火を吹きだしました。
一番前に座っていたので、火炎放射器の熱がかなり感じられ、すごい迫力でした。
ここは美術館の内部なんですよ!
映像を載せました。但し、全部で43秒ですが最後の10秒くらいで火を吹くので、あきらめないで見続けてみてくださいね。
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