田中功起・・スティル|アライブ & HOSEライブ
東京都写真美術館で開かれているスティル|アライブに、田中功起さんの作品を見に出かけました。
先日の@アグネスに出展していたギャラリー目黒/青山で、19日にはライブもやると聴いたからです。
田中さんの気にいっている”HOSE"というバンドのライブを作品展示会場で行うという企画です。
上野の美術館では連続したトークイベントを企画し、バンクアートでは作品の舟を運河に浮かべたり、今回は会場でライブとか、作品の展示だけではなく+αをするという遊び心がまたいいんですね。
アーティストの田中さんも、オーナーの青山さんも、そういう会場にあって椅子を運んだりお客さんの整理をしたり写真を撮ったり、アートをいろんな苦労も含めて楽しんでいるようで嬉しくなります。
今回の作品は、場所が恵比寿ということで、ビール工場での映像作品2点を床に置いたテレビで2台に写し出し、会場全体をビール瓶によるボーリング場にしてしまいました。
いつものように廃材?と思える素材を使ってボーリングのレーンが作られ、安っぽいシーリングライトに照らされたビール瓶が10本立っています。3レーンあるんです。
ボーリングのボールもビニールテープ張ったヘルメットだったりスチロールのだったりして、田中功起ワールドが出来上がっています。
ライブも良かったですよ(^-^)。 5人編成。ベースとギター、ラッパにトロンボーン、そしてバウロンという太鼓(^^;ゞで構成されています。
ビールケースにすわり、ビールケースに譜面を置いて演奏です。
前置きもなく、ミュージシャンの紹介もなく、音合わせかなーと思っているうちなんとなく曲の演奏が始まっていました。
演奏はとってもゆったりとしたテンポと中途半端にも思える音程のたるい曲で、そのたるさと外れた(外した)音が不思議に居心地いいもので、ビールケースに座りながらボァーッとした時が過ぎました。
田中さんも途中で歌(というか台詞?つぶやき?)にちょっと参加しました。
多くの人が集まって、1時間弱の素敵なライブでしたよ。
ビール工場の、ビール瓶が次々流れてゆく不思議な映像を見ながら不思議な音楽を聴いて、やっぱり田中さんの感覚は好きだなと思ったりしました。
ビデオバーにある映像で音楽を少し聴けます。
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