2008/10/27

今回こそ、ホワイトキューブ&ガゴシアン・ロンドン

昨年は下書きだけで終わってしまった WhiteCube and GagosianGallery/London .
早めに書いておきましょう。

フリーズの時期に合わせ、10月の初旬からはどのギャラリーもすごい作品を出すのも、この時期にロンドンへ来る楽しみの一つですね。

HoxtonSquareのWhitecubeは、JosiahMcElhenyのIslandUniverseという作品です。
惑星が光を放つ、又は爆発して拡大している、そんなイメージを持ちました。
とても精密に高度な技術で作られた作品で、とても美しかったです。




もう一つのフォートナムメイソン裏にあるWhite Cube Mason’s Yard では、Robert Irwin: Light and Space Ⅰ,Ⅱが展示されていました。
グランドフォロアーにはⅠBrackとして、薄い紗のカーテンが数枚下がっていてその真ん中の部分に黒い四角が染めてあるのですが、真正面からそれを見るとグレーのグラデーションで四角が透き通ってとても綺麗な影を作ります。
部屋全体が少し薄暗くて、神秘的な雰囲気がありました。

(写真がどうやっても90度回転してしまうのです。右が上です。まあ、この写真ならそんなに違わないですが・・・)

アーゥインは今年の3月にNYCのビーコンへ行ったときに蛍光灯の作品が大きな長い廊下にずーっと並べてあったのが印象的でしたが、

ホワイトキューブの下の階の作品はその系統で Light and SpaceⅡとして蛍光灯が前後の壁面一杯を使ってあり、綺麗なリズムを持った丁寧な作品でした。


キングスクロスから歩いて5分くらい、DaviesStreetのガゴシアンは、今回すごいものをギャラリーの中に持ち込んでいました。
Richard Serraの巨大鉄板作品です。
セラもやはり3月にビーコンへ行った時に見ています。
ビーコンの大きな工場跡の展示室に巨大なタンカーのような鉄板が何層にもそそり立っていて、そのスケールに驚きましたが、なんとそれに近いような作品をロンドンのギャラリー内に持ち込んで展示しているのです。
ガゴシアン、パワーを見せ付けていますね。
鉄板の間を歩いていくと迷路のようにどんどん中へ中へと入り込んで、別世界へ入ってしまうのではないかと思わせます。





ギャラリーでこんなすごい作品が見られるなんて、LONDONってすごいです。

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