ちょっとがっかり、Saatchi Gallery 2008.10
まだか、まだかと楽しみにしていたサーチギャラリーが、この10月にチェルシーにオープンしました。
スローンスクェアー駅から数分です。
チェルシーのハイクラスな街並みに面してエントランスがあります。
ヨーク公爵邸を改装した建物で外観はお屋敷のようですが、中は真っ白の壁に広ーい展示室がつながった巨大なギャラリーなのです。
以前のサーチはテムズ川沿いのカゥンティーホールにあって、外も古めかしかったけど中も古めかしくて、でもそこにギョッとするような作品が並べられていて、そのミスマッチがまたとってもイギリスらしいと思って好きだったので、ただの白い箱になってしまったギャラリーがちょっと淋しかったです。
フリーズなどのアートフェアーシーズンに間に合わせたのだと思いますが、延び延びになっていたオープンが10月9日となり、第1回の企画が中国アートということで、中国のコンテンポラリーアートを欧米がいかに注目しているかがわかります。
でも、個人的にははっきり言って苦手です。
とてつもないパワーは感じますが、エネルギーが激しすぎて疲れる感じがしました。
大きかったり、カラフルだったりするのですが、その中に沈殿した押さえ込んだ何かがあるようで楽しめなかったです。
でも、そのエネルギーの強さが人気なのでしょうね。
デミアンハーストとか、ミュレック、リチャード・ウィルソンの油の部屋なんかがまた見れるのかと楽しみだったのですが、もうそれは話題性としては古いのでしょう。
少し残念でした。
でも、きっとサーチのことですから世界中から新しいドキッとするものを見つけて、また楽しませてくれることと思います。
次回に期待します。
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