横浜BankART・・・1929&StudioNYK
田中功起が横浜バンカートで作品を出していると、青山目黒からメールが入っていたので、先日行ってきました。
BankART1929とBankARTStudioNYKの2箇所でボルタンスキーの企画したLaChaineへの参加です。
1929は旧第一銀行で隣のビルに受付がありました。アートを展示してあるスペースはすべて旧銀行の内部です。天井が高く柱や照明機器がクラシックな重々しさとモダンアートがとても似合っていました。第一銀行のメインのホールと地下でそれぞれ、1点ずつのボルタンスキーの映像作品が展示されていました。3階も展示室です。
StudioNYKは旧日本郵船倉庫で受付側からはみなとみらいや赤レンガ、レインボーブリッジもみえて、外の椅子に座っているだけでも横浜っていいなーと思えるのですね。
ここは広くて、1-4Fまでありました。1階には田中功起が作成した廃材で出来た大きな船があります。現地に入ってイメージを膨らませ、現地で調達した材料で作品を作る。徹底してこだわっています。
7月8日に、この船を前の運河に浮かべたそうです。その時のビデオも上映されていました。
その他1Fにはさわひらきのメルヘンチックなゆったりとした映像作品がありました。
2階は多くが映像作品で、私にとって、気持ちが引き付けられるものはなかったです。
実は、初めに行った時は1,2階しか見なかったんです。2回目に行った時に、3階4階にも作品があることに気付き、トイレに行く所のドアから階段を上がって行きました。
3階の小部屋には野老朝雄(美術)のトコロ柄とよばれる模様(図版)の作品が制作中でした。さらに、狭い階段をとことこと上がっていったら、4階のかび臭い感じのする暗い倉庫の床一面にものすごい数の花が咲いていたのです。
一箇所だけ開いた倉庫の窓からは外の運河沿いの風力発電のプロペラが見えます。(写真では上手く写っていない・・・)
その開口部から差し込む光だけで浮かび上がった沢山のビニールの花。
暗い中に何本もの白い花が咲く光景は美しいのですが、誰もいない湿った空気が漂う広い倉庫の中でかえって怖い感じがして何だか引き付けられました。
(丸山純子(美術)「Landmark project 2」でNYK3Fにビニール袋を素材に花畑のインスタレーションを展開。)
その他、4階には他に3室に各一点の作品が展示されていました。
それぞれの部屋の形や雰囲気を生かして、とてもこの倉庫と作品がマッチしていて良かったです。(他の3人のアーティストさんの名前がわかりません。ごめんなさい。でも、とっても素敵な作品でした。)
バンカート、これからも定期的に訪れたいですね。
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