Kent Henricksen
昨年、ヨシイ・ヒロミで個展をした、アメリカのアーティストです。
ギャラリーの壁までもが、作者の作品の壁紙でした。
草むらの中から、三角頭巾をかぶった人が頭だけ出してキョロキョロしている。
フーン、ホーッ、とまずは全ての作品を一回り。
ウーン、フフッともう一回り。
立体、平面、ドローイング。
昔風の壁紙のような、またはゴブラン織りにあるようなクラシックな図柄の一部に刺繍が。
全て刺繍というものもありました。
子供の遊びのような、でも皆、黒い頭巾や白い三角頭巾をすっぽり頭にかぶり
目だけがクリクリしている。
首に紐がつないであり、その端をもう一人の人が握っていて。
中世のゴブラン織りの女性の頭にも紐のついた黒い袋がかぶされて眼だけが覗く。
拘束されてる、従属してる。
穏やかで優雅な、またはあどけない楽しそうな、はずなんだけど、頭巾をかぶる人たちは秘密めいて怪しい。
胸の後ろで、なにかがザワッとしませんでしたか? 気にいっています。 http://www.galleriaglance.com/kent_henricksen/Kent_Henricksen.htm http://www.johnconnellypresents.com/henricksen.htm |
1 件のコメント:
清澄白河の倉庫にあるギャラリー 壁一面のパターンとテキスタイルに刺繍という特異な表現がとても面白かったですね 観ているうちに表現方法のユニークさを超えて 描かれている人物、顔が見えない頭巾の人物達 拘束されているようで 遊んでいるようで 引き込まれる魅力がありました 気になるアーティストです にしてもギャラリーHIROMI YOSHIIさんの企画の素晴らしさに感心しました ところでギャラリーの入っている倉庫の隣がタクシー会社 まるでNY チェルシーの様でもありましたね
みなさんも時々清澄へ ぶらりと出かけてみては
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